のほほん一家の事件簿。うちで起こった事件といえば。いろいろあったけど、まず一番に思い出すのは 刑事事件にまでなったあの事件でしょう。 あれは三年前~♪。いや、真剣な話です。 長野へ来たての三年前。 大事にしているスカイラインのホイルが盗まれた事件。 ある日のこと。 いつもなら、蹴ろうが殴ろうが、象がダンスしようが起きないぱぱやんが、フト目を覚まし、施設の見回りに出た。 時刻はうしみつどきの午前2時。 当然駐車場も見回りに行った。すると何やらかちゃかちゃと音がするので覗いてみると、なんと!! 今にも三本目のホイルをはずそうとしている若い男の子が二人。 「何してんねん!」とぱぱやんが出て行くと、あわてて逃げていった彼ら。 「こら!」と追いかけると、そのうちの一人が振り返ってクロスレンチを振りかざして向かってきたので、すぐ家に入り110番通報を。 このときばかりは、車好きのぱぱやんの本領発揮。 「車種、年式、色、リアウインドウに貼ってあった走り屋のチームステッカー」などなど、かなり細部に至るまで答えたらしい。 そのかいあってか、数時間後彼らは御用になった。 捕まってみると、19歳の少年の二人組み。 未成年ではあったけどなんと刑事事件になってしまった。 容疑は窃盗。 もし、クロスレンチがぱぱやんにかすりでもしていれば、容疑は、窃盗から強盗になったそうだ。 40分後、刑事さんから鑑識さんまでがやってきて、ものもしい現場検証が行われた。 少年たちの車を探す警察官も相当数出ていたらしい(後から刑事さんに聞いた話) 田舎は事件らしい事件もないもんね。総動員だったんじゃない?(^^) その後、ぱぱやんも事情聴取やなんやで警察へ連行・・いや、同行し、昼近くまで帰ってこなかった。 二本分のホイルは彼らの車に積んであり、スカイラインにはブロックがかましてあった。 「盗ろう」という意思の元に窃盗を働いた。ということを裏付けていた。 翌日から、彼らの両親が何度も家にやってきて、酌量を求めた。 なぜなら、警察側は送検するところまで行ってしまっていたから。。。 結局、ホイル代(新品価格にして25万)を弁償してもらうことで示談とし、送検は見送ることになった。 でも、主犯格の少年は保護観察処分となったそうだ。 結構いいとこのお坊ちゃんだったらしい。 親の財布からお金を持っていく。なんてことは結構みんな経験あるかもしれない。 でも、人のものに手を出すのは絶対いけない(もちろん親のだっていけないんだけどさ) 自分の子供にもそういうことを教えていかなくてはいけない。 難しい問題だけれど。 若輩ながらも同じ親として、ご両親の姿を見るに耐えなかった。。。 自分の息子たちとそうかわらない年の私たちに、おでこを床にこすりつけるようにして謝っていたお父さん。 ただただ泣いているばかりのお母さん。 あの事件で、少年たちが改心しているといいのだけれど。。。 後日談。 証拠物件としてのホイルとタイヤが、ようやく警察から帰ってきて、車やさんへ持ち込んだとき。 事件の一部始終を世間話として話していると、ぱぱやんと仲の良い従業員さんが「それ!!うちのチームのヤツです!!」 と言い出し、その人も土下座しそうな勢いでぱぱやんに謝ったということだ。 何日か後、聞いた話によるとその少年たち、車屋の従業員さんはじめ、チームの先輩たちにぼこぼこにされたらしい。。。 峠専門の走りやチームで、そういうことには(人に迷惑かけるとか)すごく厳しいチームだったそうです。 ここまで来ると、その少年たちも踏んだり蹴ったりだね。。。 ジャンル別一覧
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